ツール・ド・ちば2007 総括(後編)(1)


夜更かしした割にはキチンと起きれた3人。
ホテルとなりのコンビニで朝食ゲット。彼ら2人ときたら、朝から驚きのくいっぷり。


私は少し軽めにする。


腰痛が心配だったため持参したコルセットの装着を検討するも、かさばりと熱対策の為に断念する。
懸念されていた膝は、タカピー指導による素晴らしいテーピングでバッチリガードできた。

通常テーピングではなく、ネシオロジーテープというものだった。
両者の違いは、前者が筋肉や関節を固定する目的であるのに対し、後者は筋肉のバネを補助するような役割があるとのこと。
このテーピングのおかげで、もっと言うとこれを教えてくれたタカピー、このテープを持ってきたヒロ達2人のおかげで、私の爆弾膝は全く問題なく大会を乗り越えることができた。
目から鱗にもほどがある。



さて、必要最低限の荷物をウエストバッグに詰め、いざ出発の段。
会場まではホテルから3キロの場所にあった。



会場は既にごった返しており、それこそ老若男女入り乱れの大盛況であった。
目を引く高そうな自転車の数々。



ほとんどの自転車は、いわゆるロードバイクでスタンドが付いていない。
そのため会場の芝に倒しておいてある。ほとんどの自転車がそう。

中にはリカンデントという、車のシートに似た形状の自転車や、ふつーーのママチャリ、折りたたみ自転車など様々。


我々3人の自転車はと言うと

と、この3人だけ見てみてもバラバラである。


出場登録を手早く済ませ、ゼッケンと参加賞であるキャップをもらう。


ここでヒロが取り出した某ファストフード店の制服。
3人揃ってコレを着るということらしい・・・。


私の脳神経は相当パカパカになってるので、全く恥ずかしく無いのだが、既にランニングシャツを着込んでいるため重ね着することに躊躇した。
今着替えてももうバッグにはランニングシャツは入らないし・・・。
悩んだ結果、重ね着することにする。


今振り返ってみると、この判断はひとつ、失敗だったように思える。
熱射病になりかけたほどの高温に悩まされたからだ。


さて会場ではオープニングセレモニーが続いている。
司会の女性がマイクで声高に話している。



ん。今なんて言った??
我々3人がどよめく。



確かに司会女性は「今日のコースは18.2㎞の上り坂があります」と言ったね????


ほーーーー!!!
どれだけ配布されていた資料を見ていなかったかがよく分かる。
海沿いコースだという頭で参加してきているため、まさか20㎞近い山道が待っているなどとは思ってもいなかった。



突然不安に駆られる。
膝は大丈夫か?



完走、、、、、できるのか???



出走の時間は刻一刻と迫っていた。