帰国
イタリアから帰国。
本当に内容が濃かった。
添乗員あわせ28名のツアー。
ツアー客同士仲良くなれた。
某市教育委員会の元中学教諭ご夫婦。
埼玉県越谷市のご一家3名。
姫路城に勤めるおばちゃん。
横浜に住むご一家4名。
他にもたくさんいた。
このツアーはイタリアの酸いも甘いも、たっぷり味わった。
酸い点
- 道路がウンコだらけ。イタリア初日でしっかりウンコ踏む。
- 初日のホテルが停電数時間。
- 初日のホテルのルームキーが、小学生の日曜大工的なフック形式
- 2日目に某ご一家スリに遭い、パスポートや財布諸々盗まれる
- 5日目、移動に使っていた貸し切り観光バスが車上荒らしに遭い、11名に被害(私も。そして2日目に被害に遭われたご一家が再び被害に・・・)
- 幸福のヒモとかいうものを一方的にクビにかけ、数万請求するような詐欺横行。被害者なし。
- コロッセオ近辺で古代ローマ兵の格好をした人たちが写真をとろう詐欺横行。被害者なし。
- 地下鉄の切符自動販売機。正常動作する機械見つからず。
- おつりを必ず間違えるという、ミラノのドゥオーモの受付。
- 大晦日にそこら中で鳴り響く質の悪い花火。音だきゃあバカでかい。眠れず。
- タクシーの運転荒い。とても荒い。
- スリ・車上荒らし被害にあったときの警察の対応があまりにひどい。
- 食事で野菜をなかなか摂食できない。
- 水が2.5ユーロくらい取られる。(当日レート160円)
- 公共トイレ、50セントほど取られる。
- 物価が異常に高い。マックでセットメニューを食べると、軽く10ユーロ超える。
甘い点
- 町中すべてが歴史的建造物かの錯覚を覚えるほど、歴史のある建物だらけ。絶景。
- キリスト教関連建造物。芸術に疎い私でも、どうやらスゲエものだろコレ。と分かるほどの芸術品の数々
- 工芸品、衣料、なにをとってもおしゃれ。美的センスが世界一優れていると思える。
- 食事がうまい。野菜をもっと取れればなお良い。
- 町のつくりがファンタジー。
- ワインの味が分からない私でもウマイ!と感じられるほどうまい。
- 町に出ている露店がいちいちおしゃれ。
- 結構日本語通じる。
- 禁煙法があり屋根のあるところでは一切タバコが吸えないが、逆に言うと屋根が無いところならばどこでもタバコが吸える。日本より緩い感じさえする。これは甘い点とも酸い点とも言える。
- フィレンツェとミラノは何度でも行きたくなる。大人の雰囲気がある町。ローマは一度でいいや。治安わるし。
- 自動車が出来る前に町が出来ているので、道路が独特。そのためほとんどの道が一方通行になっていて、それはそれでうまく成立している。渋滞感はなかった。
- 元城壁跡に環状道路が造られているので、これもまたうまい道路設計として機能している。
とても不思議な国である。
遠目に見るとこんなに美しい国もなかろうが、足下をみるとこんなにも汚いのかと思う。
あらゆる矛盾が交差していて、でも総合点として遠目で見た雰囲気やら完成度がバツグンに高いため、憧れの国なのだろう。
でも、本当にスリの被害は怖い。ハンドバッグはコートの中に入れておくのが基本。
財布を路上で見せたら「盗んでくれ」というアピールにしか見られないのだそう。
ひとときも安心ができなかった。
それは上述の「貸し切りバス車上荒らし事件」でもわかるとおもう。
まさか貸し切っているバスで、そんなことが起こるなんて。。。
私はバスの運転手が怪しいと踏んでいる。
ボローニャのサービスエリアで運転手が最後に残っていたはずなのに、鍵もかけずにどこかに行ってしまっているし、ガラガラの駐車場なのに、ひときわ遠い場所に止めていた点も怪しい。
そんな危険と美が複雑に入り混ざったイタリア。
フィレンツェとミラノだけは本当に何度でも行きたい。売っている物が良すぎる。
良すぎる!!