ハワイについて。

去る2005年9月7日(日本時間)、ハワイへの旅行は始まった。
衣料を極端に減らしたトランクは、外から手で押すだけでベコッとへこむほど中身が少なく軽かった。衣料は現地調達をすれば良いのだ。

川越から成田空港への高速バスを前日までに調達しておいたので、我が家から車で20分かけて川越駅西口へ向かう。車は父にお願いした。
20時過ぎのフライト予定なのだが、川越からのバスは12時半のものしかなく、早いとはわかっていつつもソレに乗ることにした。

平日だということもあり、バスの乗車客数はきわめて少なく、私を含めて4組ほどだった。
のびのび車中を使うことが出来るため、私は一番後ろの席に座ることにした。トイレが目の前にあるのはあまり良い心持ちはしないが、角席でダレも横を通らないことが担保されている魅力には勝てなかった。

空港には15時半には到着する。相方にすぐ連絡すると相方も到着していることがわかりすぐに合流した。
旅行代理店の窓口でチケット交換やら、航空会社窓口で搭乗手続きやらをそこそこ順調に行う。

しかし愛煙家にとって空港とはなかなか難儀である。ライターは一切捨てないといけないからだ。
まあ幸い私はニコチンを断ってもそんなに禁断症状がでる方でもないので機内では良いのだが、トランクにも手荷物にもライターがダメというのは厳しい。
※しかも聞くところによると箱マッチなら良いとか・・・。

離陸前最後のタバコを吸うために空港のカフェのようなところに向かい、軽食をすませる。国内最後の喫煙も楽しんで。
ちょうど台風14号の動きが気になる頃で、カフェの窓から見える空模様を見てみると、ドンヨリと曇ってはいたものの離陸が困難な状態でないことはすぐにわかった。

そうこうしていると17時くらいになっていた。
さあ。まだまだ時間がある。空港内をうろうろしていると、ビデオルームなるものを発見。800円くらいで指定映画リストの中から一本を見ることが出来る。
ゆったりとした革張りソファーの座り心地はなかなかのもので、「オーシャンズ12」を見る。11はひどいものだったが、12もどうやら同じ空気。むしろこの空気感がおもしろく感じてきた。

一本見終わってはいなかったが時間に余裕をもって行動をしたかったので搭乗ゲートまで急ぐ。
搭乗ゲートには搭乗客の群れがおのおのソファーで、PCデスク(ネットワーク接続サービスがるPC用作業机)で、くつろいでいた。
私たちはすぐに搭乗ゲートの行列ができるであろう位置を予測して、一番乗りとして並ぶ。

搭乗開始時間となるが、お年寄りやお子さん連れの人たちが優先となる。しかしそれでも割合早いタイミングで搭乗できた。

空港のチケット手配が順調に出来ていたため、エコノミー席ではあるものの、非常に良い席が手配されていた。
3席並びから2席並びに切り替わる、その2席並び部分が私たちの席だ。
前が3席なので左隅に空きがあり、荷物をそこに山積みすることができた。

搭乗してすぐに「空気座布団」「空気首枕」「使い捨てスリッパ」という現代そのもののアイテムをドラえもんよろしく手荷物から取り出す。
アナログもここまで極めればたいしたもんだ。
空気シリーズアイテムは、空気の加減が全くわからないのでパンパンに空気を込めてしまうが、使い心地がヒドイものだったので、空気を抜いて丁度良い心地を探し出した。


およそ7時間・・・。

つづく。