M-1について。

はてなでも、M-1について触れている日記が沢山あった。
お笑い談義的なことは、なんか恥ずかしくて良くしない。

思うところはもちろんあるけど、口にした段階で、小恥ずかしいというか、みっともないというか(もう1人の自分が自分を見たときの感想ね)。
id:fmtr氏とは知れた仲で、しかも互いに独特のお笑い感みたいのがあって、だからか二人ではよく話す。
そんな恥を忍んで、今回のM-1で私が思ったことを書いてみようと思う。

今回のM-1はいろいろ残念だった。
残念というよりも憤りを感じざるを得なかった。

松本人志がその矛先。
彼は面白いと思うし、大好きだ。けども今回不参加だったことは、ちょっとイライラッと来た。
いや事情はわかる。紳助も出ないからだろう。

しかし彼にはもう少し自分の立場を理解してほしかった。
はっきりいって彼は笑い界の頂点に位置している。
紳助よりも上だと思う。時系列的な上下関係を抜きにしての話だが。

伸介がM-1に出ないことをいい口実にして不参加だったのではないか。

テレビで見ている限りでしかもちろんわからないけれども、彼は彼なりの脱力感というか、そういうキャラだ。
それはもちろん良いのだが、M-1は当初「あの松本が審査員になる」という驚きを伴って箔が付いたと思う。
脱力感で売っている人が、お笑い界の将来を担う若手の育成に寄与する行動に出たというギャップが、M-1に寄せる我々の期待につながっていたようにさえ感じる。

そう期待していたM-1に、彼がいない。
それがどうしても腑に落ちなかった。

ある業界があり、その中で権威を持ち、高い位置に居る人間には、必然的に後輩を指導する義務が生まれるように思える。
これは非常に押し付けがましい論法だし、当人にとっては甚だ迷惑な話だろう。
だけれども、裏の裏で表な彼の行動にどうしても期待してしまう。
それだけに残念だった。

そんな感想しかもてなかった。

みんな。ごめん 笑