地殻変動

なにやら不穏である。
4つの地殻プレートがぶつかり、隆起して出来上がっている島。それが我が大日本国である。
地震は日本では珍しくないのだが、ここのところやはりおかしい。

ここ数年、大地震が各所におこっている。
宮城しかり近畿しかり、東海沖しかり。そして先日の浅間山噴火。

浅間山を除いて、どれも不思議と太平洋側。
関東大震災東海大地震阪神大震災奥尻震災等、嫌がおうにも記憶に鮮明に残る、また語り継がれる歴史的大地震がいつくるか、と不安が絶えない。

おこっちまったらどうしようもないのだろうが、この国の将来まで永遠に続く「アキレス腱」であることは間違いない。

火山列島の大日本国は、天然資源に恵まれていない。石油もでない。鉱石もろくになく、農地にすべく土地は狭い。このうちのどれかひとつでも補うことができれば、景気発展・国力増強は可能だ。

先日テレビで、BRICsという経済用語を知った。
ブラジル・ロシア・インド・チャイナの頭文字で構成されている。これから大成長を予感させる4国である。
ブラジルは世界一の農業大国。各国が近代化するにつれ、食物の自給率が下がっている。下がるといっても、食糧消費は世界的に増している。
その穴埋めをしているのがブラジルである。農産物の大輸出国なのだ。

この国はすごい。なんとサトウキビで車を走らせている。
サトウキビを発酵させ抽出したアルコールで車が走っている。ブラジル内の販売済み車の実に20%はこのアルコール車らしい。

日本もブラジルに学ぶことはないだろうか。
石油はほぼ輸入に頼っている。これは仕方ないことだ。だが、たとえばせっかく火山がたくさんあるんだし、地熱発電とかうまいことできないものか。
そういった意味では、日本もハイブリッドカーを作っているので、電気を完全に自国生産できれば国力は増さないか。

まあ原子力発電ですでに自国生産はできているのだろうが、現在中東に続いて不安定な地域に属している、この極東アジアで、爆弾をおなかにたくさん抱えている状況は、独特の不気味さを伴う。

火山、使っちゃえよ。いいよ使って。許可。