講談、知っていますか?

私はニワカではあるが、伝統芸能が大好きである。
その中でも落語が特に好きで、小学校の頃から笑点は見ていたし、中学校の頃は図書館で落語のCDを借りて良く聞いていた。
今でも立川談志さんとか柳家花緑さんとか大好きである。
※ちなみにTOKYO MXで土曜日の午前に談志さんの番組があります
※ちなみにフジテレビの朝番組「とくだね」火曜日に「温故知人」というコーナーで柳家花緑さんが出ています。

ご存じの通り最近はめっきり自転車にはまってしまっている。
特に新宿近辺をうーろうーろしている。
そんな中、先日の日記でも書いたが、こんなに落語が好きなのにもかかわらず寄席に行ったことがなかったので、新宿末広亭に飛び込んでみた。

おもしろい!!
前座さんの落語でも、十分面白い。
途中に漫談、漫才、マジックなどなどもある。そして「講談」もある。

講談とは、台に二本の扇子をベシバシ叩きながら話す落語のようなもの。
神田山陽さんが牛乳のCMに出ていたことで知っている人もいるかもしれない。

その日寄席に上がった講談師は「神田陽子」さんと「神田紅」さん。
2人ともビシバシとリズミカルに、そして「噛まずに」スラスラスイスイと物語に私を引き込んでくれた。

落語は物語の役者になりきる話芸。
講談はナレーションで物語に引き込む話芸。

どちらも話は面白いのだが、うまく説明できないんだけどもとにかく面白さが違う。

さてそんな中、私が大変ファンになっている神田一門の「神田陽司」さんという講談師がいる。
この方、講談という伝統芸能を用いてIT用語やFXの説明、ビルゲイツの話、Web2.0について等、現代の身近な話を講談に仕上げている。
新しい!

私の同世代の知人に落語や講談、歌舞伎とかの話をしても「言葉を理解できなそう」というような反応が多い。
勿論独特の江戸言葉や、今は言わないような言い回しが出てくるが、実はそのほとんどは現代の口語体と大差がない。
なので是非皆さんにも楽しんでもらいたいのだが、この陽司さんの講談は話すテーマが現代のことなので、なおさら入りやすい。

陽司さんは、なんと講談及び講談調ブログをポッドキャストで配信している!

screenshot
http://yoogy1.cocolog-nifty.com/


是非、是非聞いてみて欲しい!
講談の楽しみ、聞き心地の良さが分かるはずだ。