id:mochi192氏と

今まで遊んでた。
いやー今日は本当に笑った笑った。

練馬インターに近い場所にある「木曽路」に夕飯を食べにいった。
なかなか高価なしゃぶしゃぶを注文したので、かなりうまい肉に舌鼓を打っていたそのとき。

私は鍋に入っているモヤシを箸でつかんで、ふと思った。

モヤシを一番最初に食べた人のことを。そしてその情景を。
もちろん私の勝手な想像で、完全にフィクションなんであろうが。

モヤシって大豆である。今なら水耕栽培だと思うが、むかーしむかしは土に「大豆」として栽培を始めていたのだと思う。
その大豆を蒔いて、はや数日にて「腹減った。大豆くいてえ。掘り返してみるか」と、当時の農家が土を掘り返して、わずかに出た根をほおばったのではないか、と思ってしまったのだ。

もはや農業革命である。種まきの時期から数日で収穫。
その光景をおもしろおかしく想像してみてほしい。

ところで、モヤシのうちに食べられなかった大豆はすくすく育ち青々と葉を茂らせ、やがて枝豆ができる。
ここも難関である。ここでおなかが減ってしまった農家がいたのだ。

そのため、明らかにミドリの状態の、そしてあと数週間待てばいつもの大豆になるはずの、そのミドリ色の豆で、そこまで育てて、そこまで我慢していたのに!!!
断念して食べてしまった人がいるのだろう。

それがいわゆる枝豆。

この第2関門を我慢できた農家のみが手中に収めることができた穀物

大豆。


ああ大豆。蒔かれた直後から、収穫までの間にどれだけの農家を惑わしてきたのか。
いやしかし、どのタイミングでも農家を惑わすほどの魅力を解き放っている大豆は、本当にすばらしい穀物なのではないか。

数々の難関をくぐり抜けた大豆は、そしてさらに多種多彩な食材・料理に姿を変えていく。

大豆。

シンプルな名前。大豆。その前枝豆。その前モヤシ。

ダセー。