ようやく

およそ1ヵ月を要した従兄弟へのプログラミング講座が、一応の区切りをつけることができた。
週に2日、じっくりじっくり学校の課題を一緒に解いた。

なんか、私自身もとても勉強になったし、面白かった。
今だから言えるけど、当初は「これは駄目だ・・・」とサジを投げたくなった。
教えても教えても覚えられない従兄弟に、どうやったらいいのかわからなくなった。

でも彼は彼で必死だったのがわかったし、ゆっくりゆっくりではあるけど進歩も見えて、長期戦を心に決めた。とことん付き合おうじゃないか、と。

まだまだわかっていないようだけど、これを機に、プログラミングってこんなに面白いんだなあと思えるようになってほしい。

私が独学でプログラミングを始めたのは高校卒業を控えた冬だった。
掛け値なしに丸々一年間、何にもわかんなかった。
わかり始めた!という実感を感じることができたのは、プログラミングを始めた3年後くらいだった。

人よりも理解が遅い私は、自分自身に呆れていたのを今でもよく覚えている。
本を買えばわかるのではないかと、買い続けた本は、おそらく30万円位はかけていた。
それでも何にもわからなかった。

ある書籍との出会いで、涙が出るほど道が開けた瞬間があった。
本当にその一冊が、私の人生を変えたんだと、今振り返ってつくづく感じる。

私も今でもぜんぜん勉強不足だし、もっともっと知りたい、わかりたい。
気づいてみると、今年はプログラミングを初めてちょうど10年になる。
その後も買い続けた書籍の累計額は、考えるだけでも恐ろしいけれど、おそらくは数百万になっている。

かけたお金に見合ったスキルはついていないけれども、ここまでのめりこんでしまうほど、やっぱりプログラミングは面白い。本当にそう思える。