組閣

本日第二次小泉内閣の人事及び、自由民主党の党内人事が発表された。
サプライズ人事なんて言葉がマスコミにより喧騒されているが、驚きを求めるよりも質を求めるのが正論である。
正論がサプライズならば面白みもあるから、期待する気持ちは良くわかるが。

安部前幹事長が幹事長代理に名目的には「降格」された。
これはサプライズといえばサプライズである。

ただ、先の参院選で民主党に負けた責任は、やはり幹事長が負うのはいたし方がないだろう。
推測であるが、世論的には入閣や、党三役への登用を期待するのはわかるのだが、もしこれでそれらに登用されていたらどうなったか。
恐らく野党は、参院選の敗戦責任を取っていないと揶揄しただろう。また安部氏も筋を重んじる人らしいので、それらも固辞したかもしれない。

しかし国民的な人気を持つ、また実力ももつ、また血統的にも抜群のサラブレッドである氏は、小泉から離してしまうと怖い存在になるに違いない。
そういった点から、互いの利害や筋を考慮すると、今回の幹事長代理という職はまさに抜群の人事ではないか、と思うわけである。あくまで私が。

石原都知事が、以前に「純ちゃんの人事は抜群だ」という台詞に代表されるように、やはり政治家的なしたたかさと、演出家のような舞台設定、脚本家のような筋書き作りと、うまいとしか思えない。

このような公衆に送信されるWebで、私の政治観を書くのは抵抗があった。
思想は人それぞれだし、政治についてえらそうに語れるほどの知識もない。
組閣や選挙等の、日本国における政治で大きな動きがあるときくらい、書いてもいいかななんて思ってかいてみた。

小泉純一郎をこれからも応援したい。