いまさらwinnyの秘密

winnyの暗号化の仕組みや内部構造が発表されて二週間経つ。
いまさらだけどよく読んでみた。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2004/06/28/3670.html

winnyが持てはやされたのは、通信が暗号化され身元が割れないという「秘匿性」にあった。
しかし記事を読んでみると、ズサンな実態が見える。

暗号化は確かにされていた。RC4というアルゴリズムである。
なんでも、1bitずつ暗号化をかけることができるそう。ストリーミング通信をしながら暗号化をかけられる。
可逆性のある暗号化で、鍵が必要になる。
その鍵が暗号化されたデータと同時に配られていたらしい。

先URLより抜粋

まさに金庫に鍵をかけて、その鍵をそのまま金庫の上に置いておくようなもの

とてもうまい表現だ。

RC4については以下を参照のこと。

IT用語辞典 [RC4]
http://e-words.jp/w/RC4.html
C言語による実装ソースコード
http://www.cr0.net:8040/code/crypto/rc4/